財務分析3.0(実践編)日本ペイントホールディングス株式会社

会計実務

こんにちは!本日は日本ペイントホールディングス株式会社の分析を行います!

過去の記事は↓をご覧下さい!


日本ペイントホールディングス株式会社はペイント(塗料)の会社です。塗料の需要は先進国でもありますが、アジアを中心とした発展途上国での需要の伸びが高いようです。
ちなみに最近CMもやっていますので、見かけたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

この地球をオドロキで彩ろう ペイントワンダー | 日本ペイントホールディングス株式会社
多部未華子さんがCMで様々な場所に使われている日本ペイントの塗料・コーティング技術をご紹介。その他、CMのメイキング映像や楽曲情報、日本ペイントのヒストリーをご覧いただけます!

それでは分析を行っていきます!

日本ペイメントホールディングスの状況について

株価サマリ

コロナ前までは株価は緩やかに増加している状況です。
ペイント業界は大手の寡占化が進んでいるため、投資家から過度に期待が抱かれる状況ではなかったのではないでしょうか。
2020年3月以降はコロナ銘柄との期待から株価が上がっています。
具体的にはウイルスを減少させる塗料や、回復が早い外国での業績期待がもたれているようです。

さらに2020年8月に親会社の変更(ウィットラム傘下入り)を発表し、アジア地域の合弁会社の持分追加取得、 インドネシア事業の持分取得(子会社化)も決定しています。海外では特に大手のシェアが約5割を占めるようで、資金力がある親会社とともにさらなる業績の拡大が期待されているのでしょう。

企業価値の増加要因

ROEは状況次第によっては資本コストと同水準となっています。
そのため、株価は緩やかな推移となっていたことは納得できるかと思います。

当社はIR上で価値創造モデルの開示を行なっており、ビジョンは明確でしょう。積極的なM&Aが売りとの記載もあることから、M&Aでのシェア獲得による寡占状態にすることが一つの勝ちパターンでしょうか。

実際に2020年8月にウィットラム傘下入りのリリースを行なっており、これにより得られる資金でインドネシアの市場の獲得が見込めるのでしょう。エムスリーもM&Aでの拡大が成長の鍵となっていましたが、M&Aの取得額の適正性及びPMIの出来が重要でしょう。
IFRSでの決算ですので、今後ものれんリスクはついてくるため、決算状況には留意が必要でしょう。

WACCの面では財務戦略が明確であるため、あとはIR面でビジョンの提示、業績進捗の状況を適切に開示することで、M&Aによるリスクが高い状況下でも高騰することを防げるでしょう。

業績の状況

業績は堅実に増加しています。
価値創造を意識した経営を行なっているため、資本コストを意識した経営を行なっているため、業績の拡大は今後も見込めるでしょう。
直近3期間では、売上はほぼ横這いであるが、着実に増収を続けている状況です。
今後はインドネシアの進出による業績の拡大が見込まれるため、増収は期待できる状況と推測できます。
一方で利益面ではのれんのリスクはあるものの、数年は増益も見込めるのではないでしょうか。

企業価値についての総論

今後も株価の上昇は期待できるが、インドネシアへの進出の進捗状況については注視が必要。
現在の中期経営計画が2020年までのため、次回中期経営計画でどれだけインドネシア事業及びウィットラム傘下入り後のビジョンが反映されるかで株価は変動することが予想される。

おすすめ度:B

今後のビジョンも明確で、コロナの影響を受けにくい会社であるため、コロナが落ち着くまでは株価は高値になることが予想されます。
インドネシアの事業も数年で減損になる可能性は低いといえるため、2〜3年スパンでの保有では良い株式でハイでしょうか。

資本コストを意識した経営を行なっており、株価が下がる場合には自己株式の取得等も行なっていくかと思うので、安心できるのではないでしょうか(資金力がある)。

以上です!読んでいただき、ありがとうございました!

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