「経理で儲ける」を考察する

キャリア

みなさんこんにちは!今回は「経理で儲ける」を考えていきたいと思います。会計人材問わず、「今の会社で給料が上がらない、、どうしたら自分の給料をあげられるか、、、」「いっそのこと副業にチャレンジしてみるか?」など考えたことは一度はあると思います。この記事では、そのような漠然とした悩みを「経理」キャリアの切り口で解説していきたいと思います。

ビジネスオーナーと労働者の違い

極めて当たり前の話をします。まず理解しなくてはいけないのは、資本主義経済の下ではビジネスオーナー(=雇用主)と労働者(=雇用される側)には雲泥の差があるという点です。前者は自分の知見や資産、コネクションをフル活用してリスクをとりながら売上を獲得していきます。対して後者は、そのオーナーの下で会社の稼ぎ分をシェアされ、労働の対価として給料が支払われます。

つまり、ビジネスオーナーに比べて労働者は稼げる機会が限定されており、稼ぐためには「雇われている会社にいかに貢献できるか=便益をもたらせるか」という力学が必要です。この点、直接キャッシュを稼ぐ営業やプロダクト制作をしている専門職に加えて、経理は給料が上がりにくいです。そのため、ただ単に会計処理がわかるだけでは評価されない悲しい現実があります。

そのため、「できるだけビジネスオーナーのポジションに近づく」という思考が必要になってくることが大事です。

キャリアの延長線上で考える

現実を理解した上で、具体的に経理人材はどのようにお金を稼いでいく道があるのでしょうか?以下にまとめてみました。

大きく「本業」「副業」に分けた上で、お金を稼げる機会を並べてみました。「本業」は言わずもがな、「自分の市場価値」を挙げる戦略です。王道ですが極めて重要な概念だと思います。では、具体的に「市場価値」とはどう決まるのでしょうか?端的に言えば

市場価値=経験×ソフトスキル

だと考えており、より分解すると、

経験=業界理解×職種×専門性×役職×実績

ソフトスキル=コミュニケーション×推進力×文化適応度

となります。この因数分解を理解した上で本業の力を研ぎ澄ませていく、少しでも自分の価値をあげられるか、という点が大事です。具体的に転職となると、転職先から見て「どのようなメリットがあるか」を見られます。この辺は長くなってしまうので、別記事で書いてみたいと思います。

副業は最近のホットワードですね。自分の「経理」としての知識をアウトプットする機会を提供する場として、アウトソーシング、情報発信、投資などが挙げられます。下に行くほどリスクが高いですが、どれをとってもハードルがあり、現実的ではないと感じるかもしれません。なので自分が興味がある分野から、自己投資だと思って少しずつ始めることをお勧めします。

ちなみに筆者はいずれも経験していますが、それ単体で食べれるほど稼げてはおらず、お小遣い程度です笑 自分の知識などを困っている人に提供する充実さ、自分の知識を体系化して整理する自己学習の一環として取り組んでいます。いろいろなサイトを見たのですが、結局大事なのは「継続性」らしいです。無理ない範囲で楽しんで続けられれば身を結ぶのかなぁと漫然と考えています。

一番大事なこと

結局一番大事なのは、「本業をどう頑張るか」に尽きます。自分という資産を最大化・販売していくことで、本業でも稼げ、副業でも機会が広がるという当たり前の話ですよね。次回の記事では、「市場価値の高い会計人材になるには」という記事をまとめてみたいと思います!

読んでくださり、ありがとうございました。

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